のだめカンタービレ英会話
英語版の『のだめカンタービレ』を読み始めて、8巻まで進みました!
今日覚えたフレーズはこれ!
「次は君の番だよ」
日本語では、「次はくろきんだな」。
英語では、"It's your turn next "
グーグル翻訳のアプリが本当に大活躍!
9巻ではいよいよのだめのコンクール、そして彼女の過去が明かされます。楽しみー!
習慣にしたいなら好きなこととセットでしよう
昨日はビジネス本著者の美崎栄一郎さんのセミナーに参加しました。学生時代、就職活動で花王に行ったときにお話を伺ったのが、当時会社員だった美崎さんだったのです。会社員時代に朝食会や読書会を始め、そこで本の著者を招くようになり、次第に出版社と繋がり自分が本を出すようになり、今では複数の会社を持つまでになりました。す、すごい…!
そんな美崎さん、今回は習慣化と時間術についてのお話だったのでその中の1つをまとめます。
習慣化について。
目標を達成するにはその達成に必要なタスクを習慣化させることが大切。どうやって習慣化しようか。例えば美崎さんが今年掲げた「1年間で100本映画を観る」という目標。
普段の仕事でついつい忙しいまま時間が作れない。どうやって映画鑑賞を習慣化しようか。
習慣にするとき、大事なことは3つ
1)数値に落とし込み、まず机上の空論でできるようにする
1年間100本ということは週に2~3本観ることになる。
手帳を開いて空いている時間をチェック。机上の空論でいいから達成できるプランを作る。ちなみに美崎さんは映画を観るだけじゃなく前後に調べる時間もあるので(なぜなら映画についての執筆や対談をしたいので、単に映画を楽しむのではなく、見所や背景、マーケティングの観点で話せるようにしたい)、1本の映画で3時間確保するそうです。
2)判断の材料をできるだけ減らす
どれを観ようか吟味していると時間がかかる。100本という量をこなすには、映画を選ぶ基準をシンプルにして、何を観るかすぐ決めるようにする。その時に有効なのが好きな人を決めること。例えば「有村架純が好きだから彼女が出ている映画を全部観る」。この利点は、自分では普通観ないジャンル(ホラーなど)も観るようになること。そして有村架純の映画に関しては誰よりも詳しくなるので、対談の話が来やすくなること。幅広くやるより、まずは局地的に詳しくなることから始めよう。
3)好きなこと・すでに習慣になっていることとセットでする
毎朝珈琲を飲むのが好きなら、珈琲とセットで映画を観よう。習慣にしているもののついでにやるというのは負担が少なくて続きやすい。
今私が習慣化したいことは早起き。好きなこととセットにするとしたら、ヨガかな。通っているヨガ教室で、月曜日は朝8:00からヨガをやっているので、まずはそこに行ってみようと思います。
のだめカンタービレの英語版
金沢には国際交流ライブラリーがあり
外国語の書物が多数置かれています。
そこにはなんと、マンガまで!大好きな『のだめカンタービレ』がある!
せっかくなので借りてきました。
例えば、「羽を伸ばしましょう」というこのセリフ、
英語では、「Let's go kick up our heels」…初めて見た言い方。調べてみると、「kick up one's heels=陽気に騒ぐ/はしゃぎ回る」という意味でした。ちなみに「先輩」はそのまま「sempai」と表現されています。sempaiとかsenseiとか学校系の日本語を知っている外国人がいたら、きっとその人は日本の漫画を読んでいるのでしょう。
私が好きなシーンの一つ、のだめが彼に恋する瞬間、「これって、フォーリンラブですか?」
英語では、「Do you think I could falling in love with you?」でした。
「とびつきたくてドキドキ」は、英語では心臓の鼓動がとっても早いという言い方に変わっています。翻訳しづらかったのでしょうか。まあ、日本でも恋する描写に「背中にとびつきたくてドキドキ」なんて使いませんが、のだめの変人ぶりを表すシーンとして好きなフレーズだったのでちょっと残念かも。
また、のだめと先輩の初セッションシーン。「楽譜見てねーじゃねーか!」
英語では「Aren't you even looking at the sheet music?」でした。
ストーリーを知っているので、英語学習には最適です。漫画で英語学習、しばらく続けてみようと思います。
オランダ人が見た金沢
週末、オランダ人のカップルをおうちに招きました。
彼らは25日間も日本を旅行する予定で、
東京、静岡、名古屋、白川郷、そして金沢へ到着。
その後は京都、広島、長崎、別府を巡る予定だそう。うらやましい!
そんな彼らと会話していくと、
金沢の良いところ、悪いところが見えてきたので記しておきます。
<良いところ>
・東京に比べて混んでいなくて、住みやすい街だ。ちょうどいいサイズ
・SAMURAI STREETは雰囲気がいい!(長町武家屋敷のことかな)
・兼六園ガーデンは素晴らしい。とても美しかった。
・HOTEL TRUSTYはとても快適だよ。日本のシャワーは僕には高さが足りず、かがんでシャワーを浴びているんだけれど、初めてかがまずにシャワーできた
・英語の標識が途中でなくなるのは不思議だね。途中から日本語表記だけになるんだ。混乱したよ。でもそんな時、日本人に聞けば丁寧に教えてもらえたし、時にはそこまで案内してくれる人もいる。とても親切だ。
・白川郷で宿泊したんだ。旅館の料理は最高!これまで食べた日本食で一番だった。だけど畳ルームでの食事は僕たちには難しかった。正座をする習慣がないから、しびれたよ。日本人の女の子たちは何事もなく立ち上がっていたからすごいね。
<不思議なところ>
・自転車が危ないと思う。オランダでは自転車専用道路があり、そこを人が歩くことはない。日本でのサイクリングは大変そうだね。
・初めてホテルでトイレを使ったとき驚いたよ。とてもホットなんだ!ボタンもたくさんあって、どれを押せばいいのか混乱しちゃうね。
・ホテルでも英語があまり通じないのは不便だ。スタッフは2,3の単語を話すだけ。文章は難しいみたいだ。チェックインするときも、紙に書いてある英語を指さしして案内されたよ。もっと会話をしたいな。
以上です。
神道と仏教の違いについて聞かれたけれど、答えられなかったのが悔しい…!もっと勉強しよう。
彼らからオランダのお土産を頂きました。主人が珈琲好きだと伝えていたら、オランダの珈琲豆のプレゼントが!嬉しいです。
柔道家・古賀稔彦の心揺さぶる70分
先週、情報フェアという催しが金沢で行われました。
テリー伊藤や作曲家、ソフトボール金メダリストなどの著名人による講演、お昼にはランチタイムコンサートが開かれ、すべて無料で楽しめる豪華なイベントです。主催は一企業なので取引先が招かれるのですが、太っ腹にも一般人も参加OK!地域住民にも喜ばれています。
そんな情報フェア、テリー伊藤の講演会が一番人気で超満員でしたが、私が面白かったのは柔道家の古賀稔彦さん(http://kogatoshihiko.jp/)でした。 あれは一種のエンターテイメント。70分をフルに使って笑ったり涙したりと感情を揺さぶり、最後は会場全体で五訓を唱和する一体感…!この人、よう知らんけど話めっちゃおもろいやんけ!一般的にノリが悪いと言われる(講演でも質問が全く出ない)金沢の人をここまで動かす講演を、私は初めて見ました。私もプレゼンをすることがあるので、備忘録として流れを書いておこうと思います。ポイントは「共感」です。
<序盤>
・メダルを取った時の感動シーンをDVD放映
・自分の恥ずかしい話(ここでは女装)をして親しみやすさをアピール
・観客に質問をなげかける。ノリのよさそうなおばちゃんを指さして「そこのお嬢さん、どうですか」。おばちゃんはそれだけで笑う。その後も簡単な質問を近くの人にする。
「野球の有名人といえば?」「○○」 「お父さん、年代がばれちゃいますね(笑)」
「そして、柔道の有名人と言えば?」「古賀」 「お母さん、せめて『さん』付けしてください!笑」
観客の答えに時々ツッコミを入れます。それで会場はずいぶん温まりました。ツッコミのバリエーション、いくつか用意しているんだろうな。
<中盤>
・「挑戦しよう」
・「夢を変えたいなら、その夢と同じだけの努力をしよう」
・恩返しの力(仲間、親、誰かの為に頑張ると更に頑張れる)
同じくスポーツ著名人として、馬渕智子さんも翌日講演をしていましたが、観客の反応は少なめで質問も無し。同じく感動的なエピソードを盛り込んでいたし、古賀さんよりも具体的な話(プラスの言葉で終わろう/苦しくなったら、最後に勝つのはうちらだと言い聞かせる/NO.1になったらやる時のポーズを普段からやる)をしていたのだけれど反応が少なかったのは、「共感」が少なかったのではないかと考えます。観客の多くは40~60代。スポーツネタだけでは、自分たちに関わりのないことと思われてしまいます。もう少し掘り下げて、これを日常でどう使えるかを話せばよかった。子供が試合で負けた時の接し方とか、仕事での営業成績が振るわなくなった時のモチベーションの保ち方とか。その点古賀さんは分かりやすい。彼が述べていた一つにこんな言葉がありました。
「やる前に自分の頭で出す答えと、実際にやってから得られる答えは違う。」
もちろん柔道に関連した話をするのですが、最初に観客席に向かって問いかけます。
「皆さん、こんなこと思ったことないですか。私こんなのできないから。この子はスポーツ下手だから。そう決めつけていませんか?」
この一言で、観客は自分にも当てはまる話だと感じます。前の席のおばあちゃんは大いに頷いていました。そうして話のクライマックスに感動ネタを入れます。
「五輪で負けた時、親が会場で何をしたかと思いますか。頭を下げていたんです。観客席に向かって深々と頭を下げ、皆に詫びていたんです。そのときに気付いた。戦っていたのは自分だけじゃなかった。そうしてこう思った。親にこんな思いはさせたくない」
家族愛というのは誰もが好きな鉄板ネタ。会場には涙を流すおばあちゃんも見られ、見事に観客の心をつかんでいました。
<終盤>
・柔道は技だけではなく生き方を教えるもの。当たり前のことを当たり前にできる人になって欲しいという想いから、道場を作り子供たちに教えている。
そして最後に、会場全体で柔道の五訓を唱えます。
聞くだけじゃなくて、観客も言葉を発する(五感を使う)ことで、講演会をより記憶に残る内容に仕上げています。素晴らしい講演でした。こんな風に私も話せるようになりたいな。
松浦弥太郎『今日もていねいに。』は心のデトックス本
ファッション雑誌Oggiの連載コラムで
初めて松浦弥太郎さんの存在を知りました。
とても素敵な文章を書く方で、珈琲片手に読むとすごくリラックスできます。Oggiは働くアラサー向けの雑誌で、パリッとしたスーツとか、ゴージャスな女子会とか、朝はスムージーで夜は肉バル、みたいな流行を追う生活が紹介されているので、その中に、松浦さんのような落ち着いた暮らしを提案する記事があるのはけっこう異質でした。他のアラサー向け雑誌では、大体恋の話かダイエット、要は林真理子的なコラムが多いので、Oggiだけが上品さをまとっていたのを覚えています。今年は古市憲寿さんのコラムに変わり、読めなくなったのが少し残念です。
おはようを丁寧に言う。
一日ひとつ、新しいことをしてみる。
深呼吸する。
長く使える上質なものを持ってみる。
嫌な体験から学ぶ。
色々ある中で彼の本を読んで私が実行しているのは
「1日1回さわる」
大切な物にさわることで、触られた物がすこし元気になるというも。彼は人や本を例に挙げていましたが、私はベランダの植物に触っています。朝、おはようと言いながら。そしたら本当にミントが元気になった!今年もモヒートが楽しめそうです。
『かなたの子』が描く8つの生と死
何だろう、この、漠然とした恐怖。
すごく、日本的なホラー映画に近い、ジトジトした感じがしました。
血がドビューって出て人がバンバン死んで、悪霊を退治したら無事平和な日常が戻るみたいな欧米のホラーとは違い、『かなたの子』ではあんまり解決しないまま終わります。小説の舞台も日常の田舎だったり、ツアー団体だったりと、どこにでもいそうな人たち。日常に潜む奇妙な世界に触れていきます。余韻が残り、きっとそれぞれが思い描く結末があるのでしょう。
8つのエピソードの中で、私が好きなものは「道理」。
妻とうまくいかず、軽い気持ちで元カノと会った主人公が、「間違った道をこれ以上進むな。面倒が待っている」だの「道理に添わなければ不幸になる」だの元カノから宗教めいたことを言われるようになり、追い詰められていく様子が面白かったです。