転勤族妻はじめました

故郷の福岡に帰りたいと思いつつ、東京、大阪で働き、血迷って転勤族の夫と結婚し、今は石川に住んでいます。だけど意外と楽しいかも!

『こうふく みどりの』 西加奈子は動物好き

きいろいゾウ』しか読んだことがなく、その時は何て読みにくい小説かと思ったけれど、今回は比較的読みやすかった。

彼女の作品は、文字はふわふわして読みやすいのだけれど、さらっとは読めない。あれ、この人だれやったっけ?あれ、このシーンはなんだ?けっこうちゃんと読まないと分からなくなります。ところどころ文中に出てくる目に入る文字が印象的。説明せずとも歩いている様子が分かる。こんな描写方法があるんだ。

ネコがちょいちょい出てきて、物語に柔らかい感じを加えているのだけれど、そうえいばきいろいゾウにも色んな動物が出てきてた。動物が好きなのかしら。

面白い小説でした。

 

こうふく みどりの (小学館文庫)

こうふく みどりの (小学館文庫)

 

 

キャッチコピー100本ノック!

初めて宣伝会議賞に応募しました。

award.sendenkaigi.com

 

私はキッコーマンに絞って、まずは100本書くことにしました。

それがまぁ大変!20本超えたあたりから全然出てこない。捻っても捻っても出てこない。結局、世の中のコピーを片っ端から見て、書き方をまねたり言葉遣いを変えてみたりして作りました。プロは一晩で100本書いたりするらしいからほんますごいわ。

何とか書きだした100本を、友人・会社の先輩・旦那に見てもらってどれが好きか選んでもらいました。自分ではいまいちだなと思っていたコピーが、「これ言葉を変えたらもっといいと思う」と言ってもらえたり、3人中2人が選んだコピーが同じだったりと、なかなか楽しい発見がありました。

 

応募した作品一例 キッコーマン

・料理のレシピは、その国のしあわせのレシピです

・ふだんは辛口なんだけど、甘口にもなれちゃいます。実は万能、キッコーマン

・しょうゆ顔って、きっとこういう笑顔のことだ

選考に受かる受からないは別にして、自分の作品を人に見てもらえる良い機会でした。楽しかった!

 

美しいものを美しいうちに愛でる。perfumeライブで思ったこと。

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perfumeのライブに行ってきました。非日常感を味わえてすごく楽しかった。

中田ヤスタカはもともとDJなので、盛り上げどころが分かりやすくて楽しい!息の合った照明と音響も素晴らしい。何よりperfumeの3人が素晴らしい。可愛い!かっこいい!盛り上げ上手!そしてあの美しい足・・・もはや芸術。筋肉美とエロさがある。ライブ中、ずっとフリを真似したり手拍子をしたりして腕を上げっぱなしで、終わったら肩が軽くなっていました。これは肩こり解消になるぞ。

 

アイドルが最高のパフォーマンスをする期間はそう長くはありません。MAXやピンクレディーを見るとそれがよく分かる。例外が一人いて安室奈美恵ちゃんだけはすごいけど、彼女しか美貌と体力を持ち合わせている日本人を知りません。perfumeの3人ももう28歳。ダンスを売りにしている以上これからも踊りを続けなければいけないでしょうが、誰かの足の故障でいつ活動休止になるかも分かりません。

ダンスとプロジェクションマッピングの融合は確かにきれいだけど、あの強い光と爆音が彼女たちの目や耳に負担をかけていることは確か。それに加え出産の期限が35歳だとすると、長くても7年くらいかしら。そう思うと悲しいけれど、でもその儚さがアイドルの魅力でもあると思うのです。日本人が桜を愛でる理由にも近いものがあります。美しいものを美しいうちに愛でる。行けるときにはライブに足を運ぶ。好きなアーティストがいつまでも活動を続けるわけじゃないからね。perfumeに限らず、好きな音楽家や小説、友達、家族はみな有限。私の人生だってそう、自由に体が動かせる期間は限られている。楽しめるうちに彼らと時間を共有しよう。そんなことをperfumeのライブをみて思いました。perfumeってすごいな、人生についてまで教えてくれたわ。

茶屋街で緑茶を楽しむ@茶房一笑

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昨日、イタリア人にひがし茶屋街を案内しました。彼はヨーロッパを出るのが初めてで、日本の自然や街並みはとてもエキサイティングだとのこと。

「文字も読めないし、自然の木々もなんか違う。だけど全然違うっていうわけじゃない。似ているところもあるね。歩いているだけで楽しいよ。」

グリーンティー、特に抹茶や玉露がヨーロッパでは高いから、日本ではグリーンティーを楽しみたいという彼。連れて行ったのはひがし茶屋街の「茶房一笑」。お茶とお菓子のセットで1,080円もする、完全に観光客相手のカフェなのですが、雰囲気もいいし、説明も丁寧なので割と好きです。彼は迷わず抹茶を注文。

ここは昭和天皇に献上したというのがウリで、彼にそれを伝えようと思ったのだけど、献上ってどう言うのかわからず、「このお茶はエンペラーも飲んだお茶です」と伝えました。するととても驚き、「この店は雰囲気もいいし、香りもいい。お茶は安くないけれど、高すぎるわけでもない。とてもいいお店だね。僕一人じゃ見つけられないお店だった」エンペラー効果か、思った以上に反応がよく、香りがいい、苦みがいい、お茶菓子も甘すぎず上品だととにかく褒めてくれて、お母さんにも飲ませたいと、お土産に5袋もお茶を購入していました。そうそう、急須のお手入れについても質問されました。どうやって洗うのって。だから、洗える部分だけソープで洗って、あとはお湯を入れてシェイクして出す、それだけだよ。使う前にも一度お湯を入れてしゃばしゃばしてねって伝えました。これが正しいのかわからないけれど、我が家ではこれでOK。

 

ただ、お店を出た後、ちょっとだけ残念そうに一言。

「たくさん買っちゃったけど賞味期限がこんなに短いなんて知らなかった。僕は毎日飲むけれど、プレゼントした相手が飲み切れるか心配だ」

ヨーロッパでは、お茶の賞味期限は1年以上あるそうですが、今回買ったお店は賞味期限が2017年の1月~2月のものばかり。フレッシュさを楽しむ期間は確かに短いけれど、別に期限過ぎてもお茶は飲めるよと伝えました。

そうか、賞味期限についてちゃんとチェックしてあげればよかったな。ちょっと失敗です。次だれかを案内するときは、賞味期限についても伝えよう!

ドイツ人のDesireeとMartinカップルが見た日本

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ドイツ人のデジリーとマーティン夫婦。

日本は2回目。今回は仕事を辞めて、次の仕事までの1ヶ月を旅行にあてている。外国人専用パスがあれば電車で日本中行けるので、あちこち回っているとのこと。

 

・日本人の店員は、私たちが日本語を話せないと伝えても関係なくクーポンや何かの説明をする。例えば、カラオケに行ったら、メンバーズカードを作るように言うの。メンバーズカードがないと高くなる?大丈夫、私たちはたった1時間カラオケがしたいだけなの。そう伝えてもなお、あれこれ説明をする。結局言われるがままカードを作ったわ。メンバーズカードを作ったのはこの旅で2度目よ。

 

・日本のテレビは、どうして小さい窓が出て人のリアクションが映るの?ドイツでは、VTRが流れている最中に誰かの顔が映ることは無いわ。彼らはセレブリティなの?それとも一般人?

 

・金沢で能の恰好をしたわ。お面をつけて服を着たの。初めての体験!とても面白かった。店員さんが「歩いてみて」と言ったので歩こうとしたんだけど、能の面をつけているから全然前が見えないの。でも日本語で見えないって言えないじゃない?だから彼らは私が全然前が見えないことを知らないの。仕方ないからそのまま歩こうと試したんだけど、結局ころんじゃったわ。でも、あれは良い経験だったわ。

 

・まいこさんは京都にしかいないと思っていたけれど金沢にもいるんだね。きっと外国人は知らないよ。京都は旅行客ばっかりで疲れるから、金沢でも同じ体験ができると知ったらみんな喜ぶと思うな。

 

・日本ではアイスコーヒーなんていうものがあるのね。ドイツではホットしかないよ。冷たいコーヒーは、誰かが飲み残して冷めてしまったっていうイメージ。しかも驚くことに、ブラックコーヒーがあること。ブラックで飲むのが一般的なのかい?苦いでしょう?もしドイツでブラックコーヒーを飲めば、あなたは勇敢な人だと思われるよ。ドイツのコーヒーはミルクたっぷり、コーヒーは少し入っている程度だからね。

 

オクトーバーフェストはおすすめできない。あれは人が多すぎる。座る場所がないんだ。例えば、一度トイレに席を立つと、もう誰かに座られている。しかもビールは最低1リットル。サイズが大きいでしょう?客もアメリカ人が多く来ていて、とても酔っぱらっているしうるさい。あんなのは一度行けば十分、僕の人生で今後オクトーバーフェストに行くことはない。だけど一つ面白い光景があるんだ。それは、店員さん。1リットルのビールを片手に4つ、計8個持って客に手渡す光景はあっぱれだ。女性もできるんだよ。すごい筋肉でしょう。

 

以上です。楽しいひと時でした!

調べて分かったこと。石油は無くならない。

先週、ホンマでっか!TVに出演している武田邦彦先生のお話を聞く機会がありました。

テレビで見る通り、バラエティウケしそうな、ちょっと極端なネタが豊富でとても面白かったです。備忘録としてまとめます。

 

二酸化炭素について>

・エネルギーの節約をしている国は日本だけ。アメリカは言いだしっぺだけど、何もしていない。景気を良くしようとするとエネルギーを使うのは当たり前。がんがんつかっていいのだ。

・そもそも二酸化炭素は悪者扱いされているがそれが間違い。なぜならCO2がないと植物は育たないから。低炭素社会なんかよく言うな、稲が育たないよ。

・空気中の二酸化炭素の割合は100年で0.01%増えた。たったの0.01だ。まずは1%を目安に、ガンガン使っても問題ない。

 

<石油&原子力について>

・僕は石油がなくなると聞いていて、これからの時代は原子力だと思って原子力の仕事に就いた。だけど調べてみると分かったことがある。石油は無くならない。少なくとも1万年くらい大丈夫だ。なぜなら石油のもとは炭素、つまり人間を含む有機物が地下に潜ったものが石油になるから。

その事実を知って、僕は原発に疑問を持つようになった。原発は確かに素晴らしいエネルギーをもっているが、すぐ止めようとするのが今の技術では難しい。例の福島原発では、爆発した1号機と3号機は炉からもれた空気が爆発したのでまだ軽いほうだ。もし原子炉本体が爆発したら、日本はなくなっちゃうよ。恐ろしいことだ。だから少なくとも原子炉を止めることができるまで、原発には反対だ。

 

<休憩話:長寿について>

・僕は理系だからこんな言い方をする。婦人学会からクレームがくるだろうけど、悪く思わないでください。生物として、生理が終われば、メスとしての役割は終わる。だから閉経した女性は元メスだ。子育てが終わり、生理も終わる。もう生きている意味はないはずだ。なのに人間、特に女性は長寿だ。他の動物を見てもこんな例はない。これはなぜだろう。ある研究の結果、次のことが分かった。孫の世話をすることが、長寿に繋がる。なるほど人間は社会的な生き物だから、何かのお世話をするといきいきするんだね。あなたたちのおじいちゃんおばあちゃんが突然何かの世話を始めても、ほおっておいてください。きっと彼らの生きる源になるだろうから。

・そうそう、健康といえば、高血圧が問題にされているけれど、あんなもの気にしちゃだめだよ。私はだいたい150くらいだけど、もっと高くてもいいかなと思っている。それはなぜか。血圧が低いとエネルギーが出せないからだ。やる気が起きない、体力もない。そんな中でだらだらと生きているなんてつまらない。高血圧は脳卒中のリスクがあるが、それを踏まえてもイキイキ動く人生を私は選ぶ。活動的に動いて、ある日脳卒中でパタンと死ぬ。なかなかいい人生だと僕は思うね。